カルマとは

「カルマ」は文字通りには「行為」「行動」です。

それらは、肉体、マインド、エネルギーの領域においてのものです。
肉体、マインド、エネルギーのどの行為も、そのあとに何らかの残留物を残します。残留物は独自のパターンを形成し、その形成されたパターンが自分の中に残ります。
マインドの中に残留物である「影響」が大量に蓄積されてくると、その影響はだんだんと人の「傾向」に形を変えるようになります。こうして人は、パターンの奴隷、過去に操られる人形になるのです。

 カルマは無意識に自分用に開発した古いソフトのようなものです。自分がどんな行動をとるかに基づいて、自分のソフトをプログラミングしているのです。ひとたびソフトが開発されれば、自分の全機能はそのソフトの指示通り動きます。過去の情報に基づいた記憶パターンが出来上がり、それが繰り返されるのです。今や生命はただのサイクルになり果てています。

カルマは決してネガティブな言葉ではありません。カルマは人の生活を安定させ、形作ってくれるものなのです。五感を通して瞬間瞬間人の体内に流れ込み、その記録が残されていきます。この蓄積した情報には何も問題はなく、生存するうえでとても役に立つものです。もしこの情報を全て削除したら、生きるうえで最も基本的なことさえできなくなってしまいます。

スピリチュアルのプロセスは、影響、つまりカルマの倉庫を破壊するものではなく、カルマの存在をより意識し、カルマの外側から物事を判断できるようにするものです。

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