スピリチュアル・ジプシーの終焉

アガスティアの葉に、本当は「当たり」も「外れ」もありません。というと、がっかりされる方もいるかもしれません。
あるのは、 その言葉をどう生きるかだけです。

けれど日本では、 未来を当ててもらうものとして受け取られているきらいがあります。
良い予言なら安心し、 悪い予言なら怯える。 そして多くは、 「そうなる日」を待ち始めます。

一方インドでは、 葉は「答え」というより、 「どう生きるかを問う鏡」として扱われることが多いです。
たとえば、 「豊かになる」と読まれたなら、 豊かさにふさわしい思考や行動へ、 自分を変えていきます。
つまり、 未来を待つのではなく、 未来に合わせて自分を変えます。

これは本来のコーチングともよく似ています。
コーチングとは、 望む未来に対して、 今の自分の認識は一致しているかを問い続けるものです。
どれほど高名なチャネラーであっても、 未来を当て続けることはできません。
未来は固定された一本の線ではなく、 認識と選択によって、 絶えず書き換わっていくものだからです。

大切なのは、メッセージを受け取ったあと、 どんな思考を選び、 どんな行動を積み重ねるのかです。
ここが理解できると、 次の答えをくれる誰かを探し続ける スピリチュアル・ジプシーは終わっていきます。

そして少しずつ、 誰かに人生を決めてもらう生き方から、 自分で自分の未来を引き受ける生き方へ変わっていきます。

本来のスピリチュアルとは、 依存ではなく、自立することです。
未来を当ててもらうことではなく、 望む未来にふさわしい自分を、 自分で育てていくことだと思います。