「やらなければ」から始まる朝と「やりたい」から始まる朝

朝、目が覚めた瞬間——

あなたの1日は「やらなければ」という義務感から始まるますか?それとも「やりたい」というワクワクから始まりますか?

「洗濯して、お弁当作って、仕事に行って、帰宅前にスーパーに寄って…」「お休みの日はあれしてこれして…」と、気付けばスケジュールが「義務」で埋まっていないでしょうか。

余裕ができても「時間ができたら読もう」「子どもに手がかからなくなったら…」

そう思うことがあたりまえになって、いつの間にか月日が流れていることはないですか?

時間は全ての人に平等で有限ですから、その使い方で大きな差が生まれます。

実はこの「やらなければモード」は、私たちが子どものころから身につけてきた習慣です。
「先に宿題してから遊びなさい」
「人に迷惑をかけないようにしなさい」
など、義務を優先することが「正しい」と教えられてきたのです。

それは大切な価値観ですが、あまりに長く続けていると、「自分が本当は何をしたいのか」さえわからなくなってしまうことがあります。

でも、もし朝の思考の順番を少し変えるだけで、毎日がもっと軽やかに、楽しくなるとしたらどうでしょう?
たとえば、朝起きたときに、「今日すべきことは?」ではなく、「今日は何をしたい?」と自分に聞いてみるのです。

もちろん、家事や仕事などやるべきことは消えません。
でも、「やりたいこと」を先に思い浮かべてみると、義務の中にも小さな喜びや工夫が見えてきます。
たとえば、朝食を「家族の健康のために作る」から「家族が笑顔になる食卓を作る」に変えるだけでも、心の動きがまったく違ってくるものです。

真面目で頑張り屋な女性ほど、「自分のことは後でいい」と思ってしまいがちです。
ですが、あなたの「やりたい」が動き出すと、不思議と周りの空気まで優しく、明るく変わるでしょう。

朝起きがけの意識は、その日1日を変えてしまうほどパワフルです。
今日の始まりを、「やりたい」からスタートしてみる。これからの人生をもっと自分らしく、もっと生き生きと過ごしたい方は是非試してみてください。